ふたご座の興味津々

「ふたご座」の一級建築士が興味津々なテーマについて語るコラム

人手不足の業界?・・・倒産は人手不足が原因だった!?

人手不足の業界って?あなたの業界はどう?

帝国データバンクの「2017年1月の人手不足に対する企業の動向調査」によると、最近の深刻な人手不足が垣間見える。

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従業員が不足していると答えた企業は・・・
正社員で43.9%非正社員で29.5%にものぼる。

では、業界別でみると・・・どうなのか?

【正社員ランキング】
1位.73.3%:放送
2位.65.6%:情報サービス
3位.62.9%:メンテナンス・警備・検査
4位.60.8%:人材派遣・紹介
5位.60.1%:建設
6位.58.3%:家電・情報機械小売
7位.58.1%:運輸・倉庫
8位.54.8%:専門サービス
9位.54.2%:自動車・同部品小売
10位.53.8%:電気通信

非正社員ランキング】
1位.80.5%:飲食
2位.64.8%:娯楽サービス
3位.59.4%:飲食料品小売
4位.55.6%:繊維・繊維製品・服飾品小売
5位.55.6%:医薬品・日用雑貨品小売
6位.53.3%:旅館・ホテル
7位.52.5%:メンテナンス・警備・検査
8位.51.1%:人材派遣・紹介
9位.47.6%:各種商品小売
10位.42.9%:家具類小売

以上が正社員・非正社員のランキングでしたが・・・あなたの業界はどうでした?

人手不足をメディアでもよく取り上げられている「飲食」業界は特に深刻で8割を超えています。

私の業界の「建設」は正社員で5位にランクされていますが、スーパーゼネコンの下請けの会社の重役をやってる東京の友人は「人が集まらない!」とよく嘆いています。

私が現場監督をしていた頃は3K(きつい・危険・汚い)と言われた建設業界ですが、友人によると、少しでも悪いイメージを払拭する為に現場のイメージアップの動画を作ったりもしているようです。

 

受注しようにも人手不足で仕事を取りにいけない?

動向調査によれば・・・企業からはこんな声が上がっているそうです。

「受注しようにも人手が足りず受注しかねる」
「全般的に人手不足で仕事を取りにいけない」
「人手不足のうえ、技術者の技術不足も追い打ち」
「人材を確保するコストが高くなっている」

仕事はあるけど・・・人が居ない。
ましてや、技術が必要な業種では誰でもいい訳でなく、人も限られてしまう。

知人の保育園ではパートの保育士を募集したが集まらず、時給を思い切って100円上げたが、それでも1人しか面接に来なかったとの話をしていました。

即戦力になる技術者は企業にとっては喉から手が出るほど欲しく、コストもそれなりに掛けないと集まらないのも企業の収益を圧迫している要因の一つのようです。

 

人手不足・・・倒産はそれが原因だった!?

倒産と言うと・・・不況で仕事もなく、それが原因でしょ! なんて思いがちですが、近年では人手不足が原因の「人手不足倒産」が増えているそうです。 

つまり、こういう事です。

仕事があるのに人が居ないから、一人当たりの業務量は増えるばかり・・・
「忙しく、休みもなく働いているのに給料は安い」そんな不満から会社を辞める人が出ても、それを補充する人材は募集を掛けても入ってこない。

すると、残った社員には辞めた人の業務量がさらに重く圧し掛かる事になります。

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給料をそれなりに出せる会社であれば、残った社員で仕事を回す事も出来るでしょうが、人件費を出せない体力の無い会社は社員が更に去って・・・しまいには倒産。

また、私の業界「建設業」は職人が集まらないのが現実です。

東京オリンピックも控え、仕事はあるのに若者が入ってこない、入ってきてもすぐに辞めてしまい定着率が悪い。そうなると、長老の職人さんに頼ざるを得ない。

職人さんは言ってみれば・・・各専門の技術者です。

hutago-za.hatenablog.com

前の記事でも書いていますが、即戦力の職人さんは奪い合いで、地方よりも人件費の高い東京へ流れて・・・

つまりは、地方の中小の建築屋さんは職人不足から仕事が回らず、または人件費を掛けすぎた結果、収益を圧迫して・・・倒産。

こんな「人手不足倒産」が実際あなたの周りでも起こっているのです。
少子高齢化の日本ですから、どの業界でも起こりえる話しなんでしょうね。

 

ちなみに、帝国データバンクでは従業員の離職や採用難など、人手を確保できなかったことが原因で法的整理した企業を「人手不足倒産」と定義しています。

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