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ふたご座の興味津々

「ふたご座」の一級建築士が興味津々なテーマについて語るコラム

建設業の離職率って他の業種と比べてどうなの?

建築のお話

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建設業ってどうなの?

私、ふたご座の一級建築士は大学の建築学科を卒業後、地方のゼネコンに現場監督として就職した28年前の建設業は3Kと言われていました。3Kとは「きつい」「危険」「汚い」の頭文字をとってそう呼ばれていたわけですが、実際現場へ出てどうだったのか?と言われれば・・・
「きつい」現場監督と言えども休みもなく朝早くから夜遅くまで、コンクリート打設時には型枠を木づちでたたき、ネコ(一輪車)でコンクリートを運んだり体をいじめる職場だと思っていました。私はただでジムに通っているんだと自分に言い聞かせていましたが。(笑)
「危険」建設現場はどうしても危険と隣り合わせ。私の配属された現場は地下1階地上8階建てでしたが、高所の墜落はもちろんですが、ビックリしたのは地下1階の床下にピットと呼ばれる空洞があり、そこに潜って清掃する作業の時に先輩の社員がろうそくに火を付けそれを持って奥へと入って行くわけです。なぜだか分かりますか?酸素があるか無いかを判定する為です。酸素は見えませんからそのまま酸欠なんてことも。
「汚い」これは事務職の内勤とは違って外で作業する訳ですから、泥まみれにもなりますし、作業着を汚さずになんて事を気にしていたら仕事になりません。
結局、この3Kを私は1ヶ月もしない内に実感していました。

 

建設業の離職率って?

一般に離職率を判定する場合、就職した人数とそのうち3年以内に仕事をやめた人数を比率で表わしています。
厚生労働省が2015年10月に発表したデータによると2012年3月~2015年3月までの3年以内に仕事を辞めた建設業の離職率39.7%で、大卒で30.1%、高卒で50.0%だったようです。高卒は2人に1人は辞めてしまったことに!
私は1年半でゼネコンの現場監督を辞め設計事務所へ転職。こういった場合同じ建設業界だけど辞めた人数に含まれるからやはり離職率を上げているんでしょうね。

 

離職率の高い業種って?

それでは他の業種の離職率ってどうなんでしょう?
同じく厚生労働省の発表によると離職率の高いベスト3をみると大卒・高卒とも
1位.宿泊業・飲食サービス業 53.2%(66.2%)
2位.生活関連サービス業・娯楽業 48.2%(61.1%)
3位.教育・学習支援業 47.6%(59.8%)
※( )内は高卒
上位のランクに入った業界はハードな勤務体制や収入が少なく拘束時間が長いなどストレスを抱えているのが要因と考えられています。

 

他の業界と比べてみて

思っていたよりも建設業の離職率は他の業界と比べてみるとそれほど高くはないようです。ちなみに、建設業の離職率は大卒では平均より低く、高卒では平均より高い結果となっています。

いま、建設業は高齢化となり深刻な職人不足の状況ですが、若い人を採用しようにもこの離職率の結果を見るとあまり定着していないことがわかりますよね。
しかし、私が現場にいた頃にはいなかった女子の建設作業員が最近増えていることは朗報と言っていいのではないでしょうか。女子がいると現場も和みますし・・・。

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