ふたご座の興味津々

「ふたご座」の一級建築士が興味津々なテーマについて語るコラム

設計ソフト「3D住宅リフォームデザイナー2」・・・を使ってみて!

 

設計ソフト・・・

フリーの設計ソフトと言えば・・・
一般に、私も使っておりますが・・・「JW」を挙げる方が多いでしょうか?

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手書きに近いので気軽にダウンロードして使い始める事が出来るので・・・
ドラフターで書いていた設計者をCADへと導いた優秀なソフトでもあります。

しかし、
一般のお客さんには平面図や立面図といった2次元の図面よりも
やはり3次元の3Dの図面の方が見た目で分かりやすいのは事実です。

この「JW」でも外観パースや鳥瞰図といった3D図面も書けるので、
私もある時期は「JW」でパースや鳥瞰図も書いていましたが・・・

何しろ、
時間が掛かるし補助線を消したりと・・・手間が掛かります。

 

提案図面と実施図面のソフトを使い分け・・・

ウチの事務所では今でも実施図面は「JW」で図面を書いていますが・・・
提案用の図面(たたき台図面)を書く場合は3Dのソフトを使っています。

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手書きに近い「JW」に比べ、部屋をポンポン置いていけば平面図が出来て、
外観や断面も同時に確認できる3Dソフトは短時間で図面が書けるので優秀です。

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提案用の図面は修正を繰り返しながら本プランを決めていくので、
修正もしやすい3Dソフトで大まかなプランを確定してから・・・

最終提出用の図面は「JW」と・・・
臨機応変にソフトを使い分けて業務を行っています。

 

「3D住宅リフォームデザイナー2」を買ってみて・・・

パソコンに詳しいお客さんで・・・
3Dソフト「マイホームデザイナー」でプランを書いてくる方がいます。

一番安いソフトであれば・・・1万円でおつりがきます。

www.megasoft.co.jp

ウチの事務所ではこのプロ用のソフトを使っていますが、
リフォーム物件も増えてきた事から上位機種の・・・

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「3D住宅リフォームデザイナー2」を先月購入しました。

こちらはリフォームの提案も出来るだけあって・・・
既存と改修した後のビフォーアフターを表示できるようになります。

ツールに「ビフォー効果」があって・・・
「エイジング」と「単色」で既存をよりリアルに仕上る事が可能です。

こちらはエイジング加工で経年変化をさせてみたものです。

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クリックで・・・築何十年といった感じに変わりました。

既存がどのように変化するか見比べ視覚に訴えるので
一般のお客さんには分かりやすいと思います。

 

スクラップ&ビルドから・・・

人口も減り続け、住宅のストックはもう飽和状態です。

今までのように壊して建て直す・・・スクラップ&ビルドの時代から
これからは既存の住宅をリフォームしていかに市場に流通させるか ?

国交省補助金を使って・・・こんな取り組みをしています。

stock-jutaku.jp

今回買った「3D住宅リフォームデザイナー2」は・・・

今までの新築を対象としたソフトと違って、これから益々増えるであろう
リフォーム設計のツールとして大いに使えると感じました。

ちなみに、
このソフト・・・新築の図面も書けますよ!

 

hutago-za.hatenablog.com

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