分電盤のしくみ・・・
皆さんは、家にある分電盤をじっくりと見た事があるだろうか?
蓋付きの物もあるが、蓋を開ければ・・・
写真のように・・・
①サービスブレーカー、②漏電ブレーカー、③安全ブレーカーを目にする事が出来る。
どうして、3つのブレーカーがあるのでしょうか?
簡単に分電盤にある各ブレーカーのしくみを説明してみましょう。
①サービスブレーカーは・・・
30A、40Aと書かれた電力会社の契約アンペアのブレーカーで、契約以上の電流が流れると、このブレーカーが落ちて自動的に電気が止まる。
エアコンをつけて電気釜・電子レンジ・ドライヤーなど電気の負荷が大きな機器を一度に使用するとブレーカーが落ちたなんて経験はありませんか?
これはサービスブレーカーが落ちています。
頻繁に落ちるようだと、アンペアを上げる検討をしたほうがいいかもしれません。
②漏電ブレーカーは・・・
漏電による火事や事故を未然に防ぐブレーカーで、配線や器具の漏電を検知すると、このブレーカーが落ちて自動的に電気を遮断する。
③安全ブレーカーは・・・
各部屋へ電気を送る分岐回路になっていて、写真のように部屋ごとにブレーカーがあり、エアコンなど大型の電気機器は通常専用回路になっている。
つまり、リビング(部屋)とリビングのエアコンは別々のブレーカーといった具合。
漏電ブレーカーが落ちた! 漏電を見つける簡単な方法とは!
朝方、電話が一瞬ピッ!と鳴ったかと思ったら電気が一斉にストップした?
停電?それともブレーカー?・・・すぐに分電盤のある洗面室へ!
ウチでも電気の使いすぎで過去にブレーカーは落ちた事があるが・・・
今回はそのサービスブレーカーではなく、漏電ブレーカーが落ちています???
何だ、ブレーカーか!といつものように上げるが、バチンとすぐに落ちてしまいます。
何回やっても?・・・同じです。
ん? という事は本当に「漏電」ですか? えっ? どこで?
こういった場合、場所を早く突きとめなくてはなりません。
そんな時に、漏電している場所を見つける簡単な方法として・・・
安全ブレーカーを一度全部落としてから漏電ブレーカーを上げます。
そして、一つずつ安全ブレーカーを上げていき、ブレーカーが落ちる部屋又は電気機器が問題の箇所です。
ウチの場合・・・1階和室のエアコンが犯人でした。
何回やってもこのエアコン回路のブレーカーが落ちてしまい、逆にこのブレーカーを下げていれば他の安全ブレーカーは上げていても大丈夫です。
原因はエアコンの室外機?
エアコンが犯人という事で、前にこんな話を聞いたのを思い出しました。
大雨の後に漏電ブレーカーが落ちた。原因はエアコンの室外機が漏電していたというもの・・・。
大雨の後? ん? ウチと同じ? 前日は久しぶりの・・・大雨でした。
試しにエアコンのコンセントを外し、ブレーカーを上げてみると・・・
何回やっても上がらなかったブレーカーが上がりました。 やはりエアコン自体か!?
コンセントを外したまま何日かおいて、室外機が完全に乾いた頃を見計らってコンセントを挿して電源を入れてみると・・・エアコンが稼動し始めました。
原因は・・・やはり、エアコンの室外機のようです。
ただ、エアコンも問題なく稼動し続けたので、そのまま使っていたある日の明け方!
激しい雷雨で目が覚めました。
目が覚めるくらいの雷雨ですから、雨・風もハンパないです。
いやな予感がするでしょ?
そうです!朝食を食べていたらテレビが突然消えて、電気が一斉にストップ!
慌てて、洗面所に行ってブレーカーを見ると漏電ブレーカーが落ちていました。
問題のエアコンは20年が経過、室外機の音もうるさかった!
問題のエアコンは客間で使っている和室で、
頻繁に使っていた訳ではないんですが・・・すでに20年が経過。
また、何日かおいて完全に乾けば、多分稼動するんでしょうけど・・・
そういえば・・・最近、室外機の音もうるさかったし・・・
室外機だけの修理で、
メーカーさんを呼ぶと出張費だけでも・・・高いしね。
新しいエアコンに交換する!
今はエアコンも昔と違ってお安くなったので・・・
普段付き合いのある業者さんに頼んで交換する事にしました。
問題のエアコンを外し・・・
新しいエアコンが取り付きました。
もちろん、室外機も新しいものに!
漏電は火事の原因にもなるので・・・
ウチのように乾くのを待つなんて考えはもってのほかです。(笑)
早めに対処!いたしましょう!
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