昔は楽しみだったお正月
鏡開きも済んですっかり正月モードも過ぎ去った2016年ですが、年末年始のカレンダーの並びから今回は休みが少なかったのもあるのでしょうけど、年々正月という特別な日から月が変わるだけといった感じで特別な意味合いは少なくなってきています。
今思うと子供の頃の年末、年始の2週間の中にはギュッと詰まった充実した時間が流れていました。
残ったクリスマスケーキを普段学校へ行っている午前中から漫画を見ながら食べたり、大掃除で古くなった障子紙をこんな時でしか破れなかったり、普段は早く寝なくてはいけないのに大晦日は遅くまで起きていても怒られなかったり・・・。
例年クリスマスが過ぎたあたりから「もーいくつ寝ると・・・」とカレンダーを見ながらあと何日でお正月が来るのかを待ち望んでいたものでした。
貰っていた側からあげる側へ
お正月といえば・・・子供の楽しみはお年玉。
私の家では毎年新年の2日、3日に親戚が集まり新年会でした。2日が父方で3日が母方。
普段会えない遠くに住んでいるおじさん、おばさんもやってきてお年玉を貰えるわけです。親世代の兄弟は多いので父方そして母方を含めるとけっこう貯まるんですね。
それが楽しみで、楽しみで。
月々の小遣いでは貯めてもこの時ほど溜まりませんから買えないものが買える喜びもひとしおでした。
しかし、今では逆に貰える側からあげる側ですから・・・
テンション下がる訳だ?(笑)
テレビ番組も・・・
お正月といえばこたつに入って家族で正月特番を見るのが楽しみでした。しかし、最近のテレビは正月だけではなく番組改変時での2時間や3時間の特番なんて当たり前でしょ?
そういった事も正月だけ!といった感覚が鈍ってきている理由のひとつなのかもしれません。
また、正月恒例の芸能人のかくし芸大会といった番組も姿を消してしまったり。
年々下がる正月モード
今は季節物の野菜も1年中食べられますし、子供のときと違ってお正月にしか出来ないことでも大人になった今では正月に限らず誰かにとやかく言われる訳でもありません。
今は「正月しか」とか「正月には」などといった言葉はほとんど無くなってしまったわけです。
また風物詩である餅つきも機械に代わり、カルタや福笑いなど正月に集まってする子供の遊びもだいぶ変わりました。
そういえば、今年は凧揚げをしている場面を見る機会も一度もありませんでした。
お正月ならではといった特別感って、ホント最近感じられなくなったのはとても寂しい限りです。
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