だるまの歴史
初詣や初市などに行ったとき神社仏閣の露天で売っている「だるま」。私の家では毎年だるまを新年が明けるとお年賀として親戚からいただいています。
さてこの「だるま」、全国の80%が製作されている群馬県高崎市の「高崎だるま」は有名ですが、この高崎だるまの製造は今から200年ほど前にさかのぼるようです。
ちなみに、この高崎だるまの眉毛は鶴、鼻から口髭が亀で描かれているのをご存知でしたか? 今度だるまを見るときは気にして見て下さい。
「つる」「かめ」とはいかにも縁起がよさそうです。
だるまの種類
高崎だるまの他にも松川だるま(仙台)、白河だるま(白河市)、越谷だるま(越谷市)、東京だるま(青梅・立川市)などがあり顔や形にもそれぞれ特徴があります。
だるまの色はなぜ?赤なのか?
最近のだるまは小さいものだと、カラフルな色も登場していますが、だるまと言ったらやはり赤がしっくりきます。しかし、なぜ?赤なんでしょう?
赤色は古来から魔よけの効果があると考えられていたらしいです。火や血といった力を感じさせる色のほか、お祝い事には無くてはならない色でもあり、病や災いを妨げる色であると信じられていたのだとか。
だるまの目入れって右?左?
買ったにせよ、頂いたにせよ家に「だるま」がやってきたら、そのまま目を入れずに置物として飾っている方もいますが、縁起物として拝んだり祈願する側面を持っているので開眼して魂を吹き込む意味で目を入れるのが一般です。
さて、ここで問題になるのがどちらの目を先に入れたらよいのか?
正解は向かって右の目から(つまり「だるま」の左目)。座席でも左側が上位と言われることからきているのではないか? こんな説もあるようです。
だるまの風習
願いをかけながら左目を入れ(半開眼)ますが、願いが叶ったらもう片方の右目を入れる(満眼)という風習があります。
選挙事務所で当選が決まった候補者が「だるま」に目を入れる映像を見ますが、まさにこれです!
少林山達磨寺のだるま市
毎年1月6日の夜から7日まで夜通しで開催されている群馬県高崎市の少林山。
私も行ったことがありますが、20万人の人出があるとのことで「だるま」の数もすごいですが、沢山の露天が並び夜でもとても賑やかだった印象をもっています。
ちなみに、JR高崎駅で売っている駅弁に「だるま」を あしらった容器のお弁当「だるま弁当」も美味しいです。食べ終わった後に貯金箱としても使えるんです。
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