頸椎後縦靭帯骨化症（OPLL）とは？
背骨の中を縦に走る後縦靭帯が骨化した結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が押されて、感覚障害や運動障害等の神経症状を引き起こす病気で難病指定のひとつ。
レントゲン写真で骨化があっても必ずしも全員が症状を出すわけではなく、
実際に症状が出現するのは一部の人。
中年以降、特に50歳前後で発症することが多く、男女比では2：1と男性に多い。
重症になると立ったり歩いたりすることが困難となったり、排尿や排便の障害が出現したり、一人での日常生活が困難になる。
私も50代で発症・・・
排尿や排便の障害は出ていなかったですが、
両手足の痺れから始まって歩行障害が出るまで数週間と進行が早かったです。
頸椎後方除圧固定術の手術とは？
頸椎の手術の場合、
首の前から行う場合と首の後ろから行う場合がありますが・・・
今回、私が受けるのは・・・
首の後ろから行う「頸椎後方除圧固定術」
神経の通る脊柱管を構成している椎弓の一部を切り取って神経の圧迫を取り除き、
スクリューなどで固定して頸椎の安定性を高める手術。
ただし、
長期に圧迫された神経は回復されないので早めの手術が必須です。
首の手術は非常に痛い？
頸椎後縦靭帯骨化症の手術をすることになり、
色々とネットで検索してみましたが・・・
指定難病という事もあって症例数が少ないのと、
発症している方が中高年ということもあってか？
ネットに挙げている方の情報は多いとはいえません。
ただ、病名は違いますが・・・
「頸椎ヘルニア」や「頚椎症性脊髄症」の方で、
同じような首の手術のことを挙げている方の文章を読むと・・・
皆さん揃って・・・
首の手術は「とても痛い！」と言っています。
二度と首の手術はしたくないとも。（汗）
プロレスの試合で頸椎を痛めて、
手術をされたプロレスラーの方が話されていたんですが・・・
今まで色々なケガをしてきたが・・・
その中でも群を抜いて首の手術が痛かったと言っています。
プロレスラーがこれほど痛いと言っているんだから・・・
相当、痛いんだろうね？（汗）
入院は手術前日
診断から入院まで1ヶ月弱あったので・・・
その間に、
手術前検査（血液検査・尿検査・心電図・肺活量・口腔外科等）を済ませたので・・・
入院は手術前日の午前10時。
差額ベッド代は生じますが・・・
希望通りトイレとシャワー完備の個室に入れました。
面会規制があって大部屋だと面会が一切出来ませんが・・・
個室は家族が部屋に入って面会出来るのもメリットです。
実際、妻はもちろんですが・・・
県外に居る娘夫婦、息子が入院中に会いに来てくれました。
また、大部屋だとテレビと冷蔵庫はカードを購入する必要がありますが、
個室だとテレビ・冷蔵庫は使い放題！ しかも個室特典で無料Wi-Fiも飛んでいます。
結局、15日間の入院となり、
私のスマホは通信料が使い放題ではないので・・・
通信料を気にせずYouTubeを見たり、
普段見ないテレビも見れたので個室は案外お得だったのかも？
ところで、手術前日といっても特別にやることは無いですが、
主治医、薬剤師、理学療法士、作業療法士が各々やってきて術前の体調を確認！
唯一、手術前夜21：00～手術当日朝6：45までに、
やらなければいけないミッションとして・・・
「OS-1」を2本飲み切らなければなりませんが・・・
心配をよそに問題なく飲めました。（笑）
手術当日！
私の手術は・・・午前10時から！
病院着から手術着に着替えて・・・
病室から手術室までは看護師さんに車いすで連れて行ってもらいました。
予定としては・・・
全身麻酔で行うため準備と術後観察で手術前後で各々1時間・・・
手術が3時間ですので合計5時間ほど。
主治医、手術担当スタッフさんに挨拶し、
麻酔科医の「麻酔が入っていきますよ！」と共に・・・
数を数えることも無く一瞬で落ちていました。
そして、
「○○さん！○○さん！終わりましたよ！」と起こされるまでが・・・
あっ！と言う間。
時計が見えて、
午後2時過ぎだったので予定通り終わったみたいです。
病室に戻って、妻とも話が出来ました。
輸血もしないで済んだそうです。
点滴の管が・・・
両手に繋がって痛々しいですが！
この他にも・・・
首の血抜きの管とおしっこの管が入っています。
主治医には朝方麻酔が切れるので・・・
痛かったら遠慮なくナースコールを押してください！
次の手を準備していますから！
と言われたが・・・（汗）
とりあえず、
人生初の手術が無事に終わりました。
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