ふたご座の興味津々

「ふたご座」の一級建築士が興味津々なテーマについて語るコラム

災害時に建物を判定する・・・応急危険度判定士

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応急危険度判定士って?

みなさんは聞いた事があるだろうか?・・・「応急危険度判定士」
応急? そして危険を判定する?
切羽詰った危険に対して何かを判定する専門家っていう事はこのワードから推測できるかもしれません。ちなみに私もこの「応急危険度判定士」であります。

正確には「被災建築物応急危険度判定士」。これ、各都道府県に登録しているボランティアなんです。
地震の後に建物が倒壊する危険があるかどうか?を判定している様子をテレビで見た方もいるのではないでしょうか?
余震が起こる中、ヘルメットをかぶって家の外に赤や黄色の紙を貼っているところを!

 

応急危険度判定士になるには?

対象者は1級・2級・木造の各建築士及び各都道府県が決めた者。都道府県によって建築士以外はバラツキがあるようです。
応急危険度判定士になるには各都道府県が実施する講習会を受講し講習後に判定士として登録することで各都道府県が派遣する際に声がかかるようになります。

 

判定にあたって

判定は赤色の「危険」、黄色の「要注意」、緑色の「調査済」の3種類で行います。

講習会では災害の例を挙げながら木造、鉄骨造、RC(コンクリート)造の判定のやり方を習う訳ですが、人によってそれぞれ見方の違いが出てしまうので実際判定を行う場合は単独ではなく組になって判定を行うようになっています。
微妙な判定になると・・・ある人は「要注意」と判定したけど、別の人は「危険」と判定が分かれる場合も出てくるので出来るだけ一人の主観にならないようにする為です。

 

現在の状況・・・

近いうちに大地震が起こる確率が高いと言われる中で、行政としては判定士を出来るだけ多く確保したい訳ですが、私の住んでいる県では想定している人員確保の人数に中々達しないという事を話されていました。

専門性が求められ建築士というくくりがあるので人数が伸び悩んでいるんでしょうね。
そして、大地震後の余震が起こる中での危険を伴った作業になりますから年配者の方は控えているのかもしれません。

また、派遣要請が来たら自分の仕事を止めて、現地でボランティアとしての活動になりますので行政職員や企業の社員といった方の登録は多いですが、個人でやっている方は仕事や生活の兼ね合いもあるので中々登録まで行かないのかもしれません。

 

備えあれば憂いなし

災害が起こらず私たち判定士の活動が無いのが一番ですが、日本は地震大国ですからいつ?どこで起きてもおかしくない状況です。

備えあれば憂いなしではないですが、若い建築士の方は講習を受けてみては!

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