建築設計事務所の種類
建築設計事務所って読んで字のごとく建築を設計している事務所ですが、病院と同じで各専門分野に分かれています。
◎意匠設計:建物の外観、内観、使用材料の選定など大まかに言うとデザイン担当
◎構造設計:杭や基礎そして木・鉄骨・RCなどの構造計算、構造図など構造専門
◎設備設計:給排水といった水廻り、電気、空調といった設備専門
その他にも音響を専門にやっている事務所などもあります。
通常、各専門分野の設計事務所が手を組んで建物を設計していますが、大手の建築設計事務所は総合病院と同じで意匠・構造・設備すべてを自社で設計しています。
サラリーマン時代の事務所・・・
私はゼネコンの現場監督経験後に建築設計事務所へ転職したんですが、市内では一番大きな事務所でした。仕事としては官庁工事と民間工事が半々。
美術館やスポーツ施設、学校、県及び市営住宅、クラブハウス、銀行、信用金庫、保育園、店舗、事務所、工場といった用途の建物の設計が多く、また設計のみならず積算(見積もり)も忙しくやっていました。
いちおう定時は6時でしたが所内の雰囲気からいって9時過ぎが帰宅時間。官庁の締め切り前なんかは徹夜で仕上げ、家に帰ってシャワー浴びて1時間後にはまた戻って次の仕事。(笑)
結局6年半ここでお世話になり、その間に一級建築士を取得し私は独立へ
私の事務所・・・
設計事務所を開設するには開設者(建築士の資格がなくてもOK)と管理建築士が必要になります。
管理建築士とは建築士取得後3年の実務経験ののちに管理建築士講習を受け考査に合格した者で、私も一級建築士であり管理建築士でもあります。
開設者と管理建築士は兼任できるのでこれさえあれば一人でも設計事務所を起業する事はできるのです。
ただしもう1つ、報酬をとって業務を行う場合は事務所として都道府県知事登録が必要になってきます。
報酬をとらない事務所なんてありませんから知事登録は必須ってことです。
この順序を踏んで一級建築士事務所を開業した「ふたご座の一級建築士」
私の事務所の専門分野は意匠設計、木造住宅であれば構造や設備、電気の設計もやってしまいますが、鉄骨・RC造などは仲間の構造設計に!大型物件では設備設計に!お願いしています。
設計事務所は敷居が高いのか?
設計事務所は敷居が高くて入りづらいとの声を聞きますが・・・
私の知っている仲間も気さくな人ばかりですよ。
食わず嫌いと一緒じゃないかと思います。
設計事務所って近所に1件ぐらいあるほど数が多いので、建物の相談や困りごとがあれば遠慮なく声をかければ嫌な顔もせず対応してくれると思いますよ。
少なくても「ふたご座の一級建築士」はそうですから!
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