ふたご座の興味津々

「ふたご座」の一級建築士が興味津々なテーマについて語るコラム

僧帽弁閉鎖不全症の愛犬チワワ9才が肺水腫で天国へ!

 

昨春の検診で病気が発覚!

昨年5月下旬、いつものように・・・
狂犬病の注射とフィラリアの薬をもらいに動物病院へ行った時のこと!

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獣医さんが聴診器で診察していると・・・「あれっ?」と一言!
心臓に今までなかった雑音が聞こえるというのです。

今まで大きな病気やケガをしたことが無く・・・
病院へ行くのは狂犬病の予防注射とフィラリアの薬をもらいに行くときくらい。

ただ、前月の4月に9才になったので・・・
この際よく調べてもらおうと1週間後に検査の予約を入れました。


検査当日、朝一番で病院へ連れて行き、
検査が終わった午後に病院で検査結果を聞くことになった訳ですが・・・

結果は・・・

「僧帽弁閉鎖不全症」ということでした。
そして、「9才は・・・ちょっと早いかな?」とも。

 

僧帽弁閉鎖不全症とは?

「僧帽弁閉鎖不全症」とは?・・・

調べると、人間にもこの病名がありますが、
心臓の左心房と左心室を仕切る僧帽弁が完全に閉じることが出来ずに血液が逆流。

その結果・・・
血液の循環不全が起こり全身に様々な症状が現れる。


チワワなど小型犬には多く見られる心臓病で、血液を送り出す力が弱くなることから
心臓の中には血液が溜って心臓自体が大きくなってしまう。

そのため・・・

気管や気管支を圧迫し咳をするようになるんですが、咳といっても人間の咳と違って
ガチョウの鳴き声のような「ガー、ガー」といった特有の乾いた咳をします。


この「僧帽弁閉鎖不全症」を発症すると・・・

治すには手術以外ないのですが手術のできる獣医は少なく・・・
一番近い病院でも片道2時間以上高速に乗らなければなりません。

あとは薬ですが・・・
薬での治療はできず、あくまでも進行を遅らせるしかないのだそう。

ウチのチワワ君は検査結果から既に進行が始まっていて、
手術の順番を待って遠方まで行って手術を受けるにはリスクが多いことから・・・

薬で進行を遅らせることを選択。

ただし、その薬は途中で止めることができず・・・
一生飲み続けなければならないという事でした。

 

肺水腫とは?

この「僧帽弁閉鎖不全症」で一番怖いのは・・・
「肺水腫になってしまうこと」と説明時に念を押された。

「僧帽弁閉鎖不全症」は左心系に負担がかかり、
肺の毛細血管の圧が上昇し血液の液体成分が浸み出して「肺水腫」を発症してしまう。

では、
この「肺水腫」とはどんな病気なのでしょうか?・・・

酸素と二酸化炭素のガス交換を行っている肺胞内に水分が溜り、
酸欠となって呼吸困難になり、死に至ってしまうので一刻も早い処置が必要です。

獣医さんから言われたのは・・・

「通常、安静時の呼吸数は1分間に20回程度なので、
これが40回となると肺水腫が疑われるので、すぐに病院へ連れてきてください!」

「呼吸状態を普段から注意してください!」とのことでした。


興奮するとガチョウのような咳が出る以外は元気でしたが・・・
2週間に1回の割合で診察と心臓の薬をもらいに動物病院へ通うようになったのです。

 

恐れていた肺水腫に!

そして時は過ぎて・・・
10月のある日曜日の朝のことです。

前夜、寝れなかったのか?疲れた様子なのに、伏せをしないし横にならない・・・
ペットシーツには、よく見ると血の混ざったような?薄い赤色の跡があるのを発見。

時刻はまだ7時で・・・
病院は9時からなのであと2時間だけ辛抱してね。

とりあえず、着替えを出して着替えようと座ったら・・・
私の膝の上にぴょんと乗ってきてそのまま動かなくなってしまった。

えっ? おいっ!どーした?
心臓を触ると・・・止まっています。

すぐに、嫁さんを呼んで
動物病院へ電話するが、出ません・・・出ませんよ!

電話の呼び出し音が続く中・・・
嫁さんが「ねぇ・・・心臓が動き出したよ!」「ちょっと、お隣さんに行ってくる!」

お隣の奥さんは獣医の奥さんと仲がいいので、
LINEで連絡を取ってくれて「すぐに病院へ連れてくるように!」とのことでした。

お隣さんも心配して出てきてくれて・・・
すぐに病院へ車で搬送!


処置室で嫁さんも娘も泣きながら見守る中・・・
酸素の管を口から挿入し応急処置がとられ、どうにか一命を取り留めました。

獣医さんは、
「肺水腫で、もう少し遅かったら亡くなっていた」と言い・・・

「利尿剤でどんどん水を抜きますが、入院中に亡くなってしまうこともある」と
念を押されました。

伏せが出来なかったのも肺水腫の特徴のようです。
それだけ・・・苦しかったんだね?


早く処置をしていただいたおかげで・・・
1週間後には下の写真のように元気になって退院。

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いつもと変わらぬチワワ君です。 ヨカッタ! ヨカッタ!

 

薬は4種類に増えて・・・

退院後は心臓の薬の量も増えて・・・

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そのほか利尿剤、血圧など4種類の薬を朝晩のご飯の時に与えるようになりました。

利尿剤は腎臓に負担がかかりますが、呼吸が荒いときは昼も飲ませて下さい!
ということで利尿剤は多めに貰っていました。


調子が悪くなるのは突然で・・・
昼間は元気だったのに夜にゼェゼェ言い始めて一睡もできない状態で朝を迎える感じ。

年末にも体調を崩し、年が明けて1月には2回目の入院!
そして、先月の2月には3回目の入院!

酸素のお部屋に入ると楽になるので、
ウチでも酸素ハウスのレンタルを検討していた矢先・・・

3回目の入院翌日に病院から私の携帯へ電話がかかってきました。
「お父さん、早く来てください!」

すぐに駆け付けましたが・・・
そこには、ぐったりした愛犬が応急処置を受けていました。

そして今回は、
意識が戻ることなく・・・私がいるのもわからないまま天国へ!

 

ペット葬祭業者

いつまでも家族同様のペットと一緒にいたいのは、
ペットを亡くされた方の共通の気持ちだと思いますが・・・

動物病院で処置をしてもらい、冷やしてはいますが・・・
愛犬の変わらぬ姿のまま、すぐにペット葬祭業者を手配しなければなりません。


私は初めてなのでネットで検索すると、
近所にペット葬祭業者があることをこの時初めて知りました。

頼んで良かったという口コミが多いことから、
愛犬が導いたのか?この業者さんに収骨の立会いまでお願いすることにしました。


火葬車で家まできてくれるのですが、
私は愛犬の散歩で行ったことのある公園の駐車場で待ち合わせをしました。

依頼した時に送った愛犬の写真を写真立てに入れてくれて・・・

生花を飾った祭壇で最後のお別れと収骨までをチワワ君が大好きな娘とできたので、
業者さんには本当に感謝です。

 

ペット保険の必要性

病気が発覚してからこの1年間というもの・・・
通院や入院そして検査や薬代など一気に動物病院のお支払いが増えました。

2週間に1回診察と薬を貰っていましたが・・・1回が15,000円ほど。

手術はしませんでしたが、応急処置や時間外診療そして入院となると・・・
高額ですから先に金額を聞いておかないと現金が足りなくてビックリです。

しかし、ペットは家族同然ですから高額治療でも最後まで受けさせてやりたいのが
飼い主さんの心情です。


私はペット保険に加入しておいて、つくづく良かったと今では思っています。

私の入った保険は・・・

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年間31,950円の保険料の70%保証プラン。

いくつかの制限はありますが、
私の国民健康保険と同じ3割負担で治療が受けられます。


動物病院には全額支払い、
後から請求して審査後に7割振り込まれるのですが・・・

保険のおかげで・・・
治療費の金額も気にせず、できる限りのことをさせてあげれたのかなと思います。

 

いつまでも君を忘れない!

そんなチワワ君がウチにやってきたのは生後2ヶ月で、
もうすぐ10年になるんだね?・・・

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片手に乗るくらい小さかったんだよね。


君は病院が嫌いでね・・・
病院に行くのを察して病院までの道中いつもブルブルしていたよね。

君は怒りんぼうで獣医さんにも反抗するので・・・
先生から最後の診察時にもエリザベスカラーを私に付けさせられたよね。

でも・・・

君は私には、私だけには従順でとても優しくて、いつも私のそばにいてくれました。

1回目の退院後は毎日早朝に起こされて大変だったけど・・・
どれだけ君に癒されたことか? ありがとう!を何回言っても足りません。


君のおかげで思い出はたくさんありますが・・・

抱っこして最後に病院から出るときに感じた・・・
まだ暖かかった君の体温を今でも忘れることができません。


今までいつも一緒にいてくれて・・・
ありがとう! ゆっくり休んでね!

そして、
いつまでも君を忘れない!


亡くなって日にちは過ぎていきますが・・・

こうやって今になって文章にしたのは、
書くことで私の心の整理をしたいのかもしれません?


もうすぐ・・・
初めての月命日がやってきます。

 

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