突然やってきた父親の葬儀！
私の父は、
６年前に要介護4の介護認定を受け・・・
空きの出た・・・
特別養護老人ホームでお世話になっていました。
コロナ架という事もあって、
ここ３年間は会っていませんでしたが・・・
毎月送られてくる報告書には、
元気そうな父の写真が写っており・・・
コロナも５類となって普通の生活に戻りつつあり、
近々、面会も自由になると思っていた5月下旬・・・
父が体調不良を訴えて、
施設の看護師さんが救急車を呼んだとの連絡が私の携帯に突然入りました。
病院へ駆けつけると・・・
医師に呼ばれて、とても重篤な状態であることを告げられたのです。
施設職員の方の話によると、
昼食までは元気だったという事でしたが・・・その後、急変したようです。
面会できた時は意識もありましたが・・・
その日の夜遅く家族の見守る中、父は静かに息を引き取ってしまうのです。
喪主は決め事が多い？
病院は亡くなって処置をしてもらった後は・・・
すぐに出なくてはいけません。
感傷に浸る間もなく、そこから葬儀屋さんへ手配し・・・
30分後には葬儀屋さんが病院まで来てくれました。
日付もかわって、
深夜から葬儀屋さんで打ち合わせが始まり・・・
喪主は誰がやるのか？
母は高齢で、弟もいますが・・・
長男の私が必然的に喪主をやることに！
葬儀の日程やおおよその参列人数、斎場と会場の空き確認と引き物の選定、
最後に「お寺さんのスケジュールを朝一番で確認して下さい！」と念を押され・・・
一旦、家に帰ってシャワーを浴びて、その日は2時間ほどの仮眠をとって、
朝一番でお寺へ電話！
ウチの場合、
斎場の予約の関係で、早くて土日の葬儀になってしまい・・・
週末だと、お寺さんも法要が入ってしまっている場合が多いので、
早く、お寺さんを押さえなければならないのです。
結局、土曜日は既に埋まっていて・・・
日曜日のひと枠だけ空いているという事でどうにかそこに予約を入れました。
お寺さんのスケジュールを押さえたので・・・
午前中には、
再び葬儀屋さんで祭壇や供物等の打ち合わせ！
午後一番で、
今度はお寺さんに移動して葬儀の打ち合わせ！
戒名は院号を付けるのか？
戒名を付けるにあたって父の人柄を住職に説明。
葬儀当日にお支払いする・・・
お布施及び初七日法要代をお聞きし、四十九日法要の予約等を決定！
このように、喪主になると次から次へと決め事があり・・・
時間の猶予もなく即、決定しなければなりません。
これで葬儀屋さんとお寺さんに支払う・・・
大まかな金額が分かりました。
金融機関の口座凍結？
人が亡くなると・・・
故人の金融機関の口座がすぐに凍結されると聞いたことはありませんか？
葬儀に掛かる金額だけでも・・・
下ろせるなら手元に下ろしておきたいものです。
死亡届を提出した時点で、
口座が凍結されると思っている方もいるかもしれませんが・・・
金融機関が死亡の事実を確認するまで口座は凍結されません。
父は銀行に1口座、信用金庫に2口座、郵便局に1口座あり、
新聞のお悔み欄にも掲載しましたが・・・
葬儀に参列頂いた信用金庫以外は、
後日、窓口で死亡解約するまで凍結なしでした。
葬儀後の手続きも大変！
葬儀が済んでからも・・・
手続きは次から次へと怒涛のようにやってきます。
救急で運ばれた病院の支払いや
お世話になった特別養護老人ホームの父の荷物の引き上げ・・・
そして役所へ行って・・・
まず、故人の生まれてから亡くなるまでの戸籍謄本を取得する必要があります。
これは相続登記や口座解約に必要になり・・・
相続人全員の戸籍謄本や印鑑証明も必要になります。
父は県外で生活したことが無かったので、
比較的取りやすかったですが・・・
転勤などで住所を転々と移動した方は大変かもしれません。
今回、相続人となった母は実印を持っていなかったので、
実印を作って印鑑登録からしなくてはならない状態だったので・・・
もし、実印をお持ちでない方は今のうちに実印を作って、
印鑑登録を済ませておいたほうがいいです。
他にも父の健康保険や年金手続き、母の遺族年金手続き・・・
父名義の固定資産税や水道料金の名義変更など役所の各課を回ります。
お墓は父が生前建てて既に祖父と祖母が眠っているので、
墓地の継承届を霊園に提出するだけですが・・・
石屋さんに父の名前を彫ってもらうのと・・・
納骨の手配を依頼、位牌もやっていたので一緒にお願いしました。
父名義の土地と建物もあって相続登記も・・・
司法書士さんに依頼しなくてはなりませんが、10日ほどで登記は完了。
また、電気・ガス・電話・ＮＨＫの
名義変更と支払い方法の変更も必要になりますが・・・
こちらは全てWEBで完結するので家で手続きできました。
最後に、
銀行と信用金庫と郵便局に出向き、口座解約の手続きをして・・・
やっと先日、ゆうちょの解約を済ませ・・・
全ての処理が完了しました。
ここまで、
亡くなってから2ヶ月弱ほど期間を要しています。
私は自営業で、昼間も手続きに動けましたが・・・
サラリーマンだと大変だなと思いました。
終活の大切さを実感！
父はまだ元気だったころ・・・
預金や固定資産など大まかな情報を私に教えてくれていました。
しかし、
この6年間は特別養護老人ホームで過ごしていたので・・・
通帳はあるけどカードが見つからなかったり、
届出印がどこにあるか分からなかったり・・・
家の中を宝探しではありませんが、
片っ端から捜索しましたが・・・結局見つからず！
改めて・・・
終活の大切さを実感！
今回の件で、
母の預金や年金など知らなかったことも分かり・・・
これからは、
私がすべて管理することで母には納得してもらいました。
結婚式と違って、お葬式は突然やってきます。
そんな私も還暦が近づいており、
子供達に迷惑の掛からないように・・・
嫁さんと終活を始めようと・・・
私と嫁さん用のファイルを購入してきたところです。
親は子供の事はある程度分かっていますが・・・
子供は親には関心が回らず・・・
親のことなど全然分かっていないのが今回よく分かりました。
早いもので、
もうすぐ、新盆がやってきます。
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